予備校選びで失敗しないための「7つの鉄則」

1.各単元を何回、どのレベルから学べるカリキュラムになっているか。


 年間のカリキュラムの流れは、予備校によってかなり異なります。自分に合った勉強スタイルが可能な予備校を選ぶことが重要です。
 とくに、1つの単元を何回扱うかは、チェックしておきたいところです。
 各単元にじっくり時間をかけて、1~2回だけ扱う予備校もあれば、基礎から応用まで3~4回、繰り返し学ぶ予備校もあります。一般的には、前者の場合は、深く掘り下げて思考する力が問われる入試問題が多い国公立大医学部志望者に、後者は、幅広い分野から標準的な問題が出題され、穴のない知識力が求められる私立大医学部志望者に向いているといえるでしょう。
 また、なかなか克服できない苦手科目がある人の場合は、3~4回基礎から学び直すカリキュラムを採用している予備校の方が、少なくとも「足を引っ張らない科目」に仕上げることが期待できます。

2.自分の学力に合った授業を受けることができるか。

 大手予備校の授業は、比較的大人数で、一斉授業を受ける形式が中心です。有名講師が多く、解説される解き方、考え方などは、とても有意義な内容になっています。すでに十分な学力が備わっている人には、この大手予備校が向いています。授業がきちんと理解でき、自分の力でステップアップを図っていくことができるからです。
 一方で、大手予備校のハイレベルな授業が消化しきれない人もいるでしょう。大手予備校は基礎が身についていることを前提に、応用中心の授業になっているからです。大人数なので、すぐに質問するのも困難です。
 その点、医学部予備校の多くは、少人数体制で、一人ひとりの学力に応じたクラス編成になっています。常に自分の学力に合った内容の授業を受けられるわけです。それだけの人数であれば、担当講師が一人ひとりの弱点も把握しており、きめ細かな指導が期待できます。授業中の質問もしやすいはずです。

3.質問の受け付け体制も含めて、どのような夜間指導が実施されているか。

 どんなに優れた授業であっても、受けっぱなしでは意味がありません。自分で予習・復習をして、学んだ内容を定着させることが肝心です。
 大手予備校の多くは、授業終了後は、自宅に帰って、自力で予習・復習を進めます。
 それに対して、多くの医学部予備校では、夜間指導を実施しています。「夜10時まで完全拘束体制で勉強させる」と明言している予備校もあります。そこに「やらされ感」を抱くのか、逆に安心感が得られるのか、自分の性格を見据えて判断してください。
 夜間指導で最も一般的なのは、その日の授業で学んだ内容に関する課題プリントが与えられ、各自で取り組むスタイルです。分からないところが出てきた場合は、講師が待機しており、すぐに質問することができます。待機している講師の人数によっては、質問のために並ばないとならないこともありえますから、質問の受け付け体制がどのようになっているのか、確認しておきましょう。

4.医学部入試の出題傾向を踏まえたテキストが用意されているか。

 医学部では特有の入試問題が出されます。たとえば英語では、長文読解問題で医学論文が頻出しています。医学専門用語が含まれており、難関大学では脚注すらついていない場合もあります。ある程度、医学用語を知っておいた方が有利ですし、知らない場合でも前後の文章から意味を類推する力を高めることが重要になります。
 こうした医学部ならではの出題傾向を踏まえたテキストが用意されているかどうか、予備校選びのチェックポイントになります。
 当然、充実したテキストを作成するためには、最新の医学部入試問題を分析・研究することが重要になります。多くの医学部予備校では、科目別にチームを編成し、詳細な分析を重ねています。その成果が授業にも反映されることは間違いありません。

5.面接や小論文の指導はどのように行われているか。

 医学部入試の最大の特色は、面接や小論文を課す大学がきわめて多いということです。しかも、東大が2018年度から面接を復活させたように、これまで以上に重視する姿勢が見られます。
 医師には、高い学力だけでなく、豊かな人間性が求められます。それを学科のペーパーテストで確認するのは難しいため、面接や小論文が課されているわけです。
 受験生にとっては、どのような面接・小論文対策を立てればいいのか、なかなか難しい面があるはずです。
 医学部予備校では、模擬面接、小論文対策講座などを設けているほか、先輩合格者が面接・小論文で有効だった体験談などを冊子にまとめて、配布している予備校もあります。
 こうした面接・小論文指導の充実度もチェックしておきましょう。

6.志望校選びの際に的確なアドバイスが期待できるか。

 実は、医学部は、模試の合否判定が必ずしも当てはまるとは限らない学部です。11・12月の模試でD判定でも、合格した人がけっして少なくありません。
 なぜなら、模試では、各大学の入試問題の特徴までは配慮されていません。大学ごとに独特の入試問題が出される医学部では、いわゆる逆転合格が十分にありうるのです。
 そこで、重要なチェックポイントになるのが、志望校選択の際にどのようなアドバイスが行われているかということです。
 医学部予備校では、少人数制のメリットを生かして、一人ひとりの学力を科目別に詳細に分析しています。当然、得意科目の配点が高く、苦手分野の配点が低い大学の方が合格可能性はアップします。さらに、その生徒が解きやすいタイプの入試問題が多い大学はどこか、入試問題との相性まで分析します。そうして合格可能性の高い候補校をリストアップして、生徒の希望とすり合わせて、具体的な受験校を決定しています。

7.医師をめざすモチベーションを強化するプログラムはあるか。

 受験勉強を続ける中で、スランプに陥ったり、悩みやストレスを感じたりすることがあります。そんなとき、いかに前向きな姿勢を取り戻すことができるか。予備校の環境が大切な要素になります。
 予備校の中には、医師をめざすモチベーションを強化する特別プログラムを用意するケースが見られます。とくに、現役医師や現役医学部生を講師に招いて、「なぜ医師をめざしたのか」「受験生時代にどのような勉強をしたのが効果的だったか」「いま、医師、医学部生として、どんなところにやりがいを感じているか」など、体験談を語ってもらうプログラムが目立ちます。大学の授業に参加したり、近隣の病院の協力を得て、「1日医師体験」を実施したりする予備校もあります。
 こうしたプログラムを通して、「なぜ自分は医師をめざそうと思ったのか」、改めて原点に立ち戻ることは、その後の受験勉強のモチベーションにつながるはずです。

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